「弊社の経営理念は、セルフ・マネジメント組織(自主経営)を推奨しています。」と前回のコラムでご紹介しました。今回はTAKKのメンバー、特に八並がこの理念をどう捉え、日々どのように業務と向き合っているのかお伝えしながら、わたしなりの経営理念とその浸透について感じていることを発信したいと思います。
TAKKの経営理念
- 組織構造やリーダーシップは存在しない
- 優れたアイデアをだれも握りつぶせない
- だれでも協力者になれる
- だれでも先頭役を務められる
- だれも指図できない
- 目的や目標は自分で決める
- だれかの成果を簡単に生かせる
- ゴロツキや暴君に耐える必要はない
- 出る杭は打たれない
- 優れたものがたいていは勝つ(平凡ではそうはいかない)
- 情熱を削ぐような方針はくつがえされる
- 素晴らしい貢献は周囲から認められ、祝福される
TAKKの全員が、これらの事を実行できるよう、日々確認しあいながら業務を遂行しています。
また、2021年10月に全員で、この経営理念に対する捉え方や解釈を、共有し合ったことがありました。下記は私の回答です。
わたしなりの経営理念についての解釈
- 組織構造やリーダーシップは存在しない
- 上下関係ではなく、対等でフラットな組織が良い。全員でお互いを尊重し、相手の長所を伸ばし、短所を補えるチームになりたい。
- 優れたアイデアをだれも握りつぶせない
- どんなアイデアでも前向きに受け止めて、実行・実現できる方法を模索したい。
- だれでも協力者になれる
- いつでも、協力し合うことができる。そしてそれが当たり前になるような組織カルチャーを作りたい。
- だれでも先頭役を務められる
- 命じられたからやる、ではなく、やりたい人がやれば良い。
- だれも指図できない
- 指示しないといけないチームになった時は、みんなで話し合いたい。
- 目的や目標は自分で決める
- 他社から刺激や勇気をもらいながら、自分自身で決めるべき。
- だれかの成果を簡単に生かせる
- 周りの人の成果は、自分にとっての原動力になる。わたしもがんばろうと勇気をもらえたり、苦手分野をサポートしてもらったり。また、自分の成果を周りに還元しようと思う。
- ゴロツキや暴君に耐える必要はない
- 品のない人から「近づくのはやめておこう」と思われる人・チームになりたい。
- 出る杭は打たれない
- 打たれないくらい、出過ぎた杭になりたい。
- 優れたものがたいていは勝つ(平凡ではそうはいかない)
- 自分さえ「勝った」と思えば全戦全勝。
- 情熱を削ぐような方針はくつがえされる
- 情熱を削ぐような方針=愛のない方針やずるい方針。
- 素晴らしい貢献は周囲から認められ、祝福される
- 周囲から認められるし、自分で自分を褒める。承認欲求は他者からではなく、自分で満たしてあげるべき。
2021年10月にみんなで共有してから半年以上経ちましたが、基本的な解釈は変わらず、今もこの考え方を自分の土台として、日々仕事と向き合っています。
全員でわざわざ口に出して確認し合うことはありません。それは、同じゴールに向かってるからこそのそれぞれの行動だ、とみんなが感じているから。そして、信頼し合っているからだと考えています。
大切にしている理念浸透
日々、言葉にして確認し合うことはないですが、定期的に全員で経営理念と向き合う時間や、私たちが向かうゴールや目標をすり合わせるための時間を取っています。その時間があるからこそ信頼関係が確固たるものに変化し、進化していると実感しています。
トップダウンで「やらされている」と感じることもありませんし、決められたことを強制されることもありません。
私にとって、セルフマネジメント組織(自主経営)の中で生きるということは、自由でありながらも孤独でもあり、他者から勇気や刺激をもらいながらも常に自責の念に駆られる日々を過ごし、いかに結果に結びつける行動を取れるか。そして、TAKKの皆やクライアント、社会に何を還元できるか、というところを究極に追い求めていくことだと捉えています。
わたしのこの経営理念に対する解釈、そしてベースとなる考え方から取る行動や結果に対して、みんなから「信頼されている」という自信があります。その自信があるからこそ、挫けることも悩むこともなく、TAKKという組織のメンバーとして生きていける原動力になっています。これはTAKKの経営理念が浸透しているからこそ、だと感じています。
続く
PM 八並 彩