今、注目のリスキリング事例をご紹介。

2023.7.28

コラム

今このリスキリングが大きな話題を呼んでいます。
そもそものリスキリングの言葉の意味や注目される理由、そしてTAKKでリスキリングをどのように導入しているか、導入事例をご紹介します。

リスキリングとは?

リスキリングとは英語で表すと『Reskilling』となります。
その文字の通りRe:再び、skilling:技術、の言葉の組み合わせでスキルの再習得を意味します。
リスキリングとは働き方の変化や世の中の変化によって今後新たに発生すると思われる業務で役立つスキルや知識の習得を目的に勉強してもらう取り組みのことです。

※現在担っている仕事を果たすために必要なスキルを高めることではありません。『upskilling』と呼ばれます。
※大学に再入学して学び直すことと混同されがちですが、こちらはリカレント『recurrent』と呼ばれます。

またリスキリングは企業主導で取り組む戦略です。
環境変化に合わせて企業が変革を進めるために従業員に新たなスキルを獲得してもらう取り組みです。従業員の自主性に任せているだけでは変革もなかなか進みません。企業が実施責任を持ち推進していく必要があります。

リスキリングが注目される理由

リスキリングが注目される大きなキッカケが2018年の世界経済フォーラム、通称ダボス会議です。
その年のダボス会議では「リスキル革命」に関するセッションが開かれ、第4次産業革命によって数年で8,000万件の仕事が消滅する一方で9,700万件の新たな仕事が生まれる、との予測が報告されました。
さらに2020年に開催されたダボス会議では「2030年までに地球人口のうち10億人をリスキリングする」と発表され、経団連でも2020年11月に発表された「新成長戦略」の中でリスキリングの必要性について触れられています。
日本では2022年10月、岸田首相が今後5年間で1兆円をリスキリングに投じると発表して一気に注目を集め国内でのリスキリングの認知が一気に広まりました。

また実態としてもリスキリングを必要するビジネスシーンが見られるようになりました。
例えば、社内のDX化に伴うITスキルの習得やコンピュータ・AIなどのデジタルを活用し生産性を向上するノウハウ。ChatGPTに代表されるAIの驚異的なアウトプット能力を持ったジェネレーティブAIの出現により脅威を回避する為。新型コロナウイルス流行による働き方の変化で既存の働き方を上回るオンライン活動方法など。
色々な実態があらゆるシーンで見られるようになり、それに伴い新たなスキルを身につけなければならない状況になっていることもリスキリングが注目されている理由です。

戦略広報はリスキリングの一環でもある

TAKKの戦略広報サービスもクライアントにとっては1種のリスキリングと捉えることもできます。
私たちのサービスは広報部署はないが法人の将来の為に広報チームを作り広報活動を行っていくところから始まります。
戦略広報チームは弊社とクライアントで組成しますがそのメンバーは広報専任ではなく、製造現場の主任や、人事、営業、など様々な職種から集い作り上げます。その職種がバラバラなメンバーが我々とともにPRを学びながら今まで持ちあわせていなかった視点や考え方を共有し、学び、自分のスキルとしていきます。
この活動はまさにリスキリングの概念に一致すると考えています。

リスキリングの効果

社内に新しいアイデアが生まれる

新しいスキルを習得できるため視野や考え方が広がり、社内に新しいアイデアが生まれやすくなります。リスキリングを上手く活用できれば、社内に新しい風を吹き込み事業の陳腐化や時代の移り変わりによる経営悪化を防ぐことができます。

業務の効率化が期待できる

リスキリングでITやデジタルスキルを習得した場合には業務の効率化が期待できます。
新しい業務や事業への時間の投資、残業代の削減、良質なワークライフバランスの取得など、会社と従業員の双方の満足度を高める為に有効です。

TAKKでのリスキリング導入事例

自分自身、PRの手法の1つであるメディアPRを学ぶためオンラインスクールに通っています。PR支援を行う上で今後必要になってくるスキルだと判断し会社に投資してもらっています。
学んだことをアウトプットする場もビジネスシーンで多く、学んだことを積極的に活用し自分のモノにできるスピードも速いと感じています。
1年間の限定スクールに入学。予め定められたカリキュラムに沿って受講していきます。
数百ページにわたるパンフレット教材とオンライン授業で学んでいきます。仕事のスケジュールを調整して日中のオンライン授業にも積極的に参加しています。
こうして身につけたスキルはPR支援の中で必ず役に立つと考えていますし、私自身の視野や考え方の幅も広がっています。

まとめ

これから人的投資、特にリスキリングは多くの人が経験していくことになるでしょう。
そして、経営者の方はリスキリングを取り入れていくことになるでしょう。
PRはこれから法人経営の必要不可欠要素となります。
リスキリングの一環として戦略広報を取り入れてみませんか。

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