2025.2.19
TAKK CULTURE
TAKKがパーパス経営に取り組んでいることはvol.1-2でおわかり頂けたでしょうか?
法人のパーパスはもちろんですが、個人パーパスって意外と考えたコトがありませんでした。
そして改めて考えるとすごく難解。。いや、難しいというより悩むという方が正しいですね。
今回のコラムでは私自身がどんな視点でパーパスを策定したか、その過程を解説させていただきます。
CHOの八並から用意された価値観リスト。
これはパーパスワークショップなどでよく用いられるフレームワークです。言葉の数や内容は様々なケースがありますが、今回私たちが利用したものがこちら。ここから自分の価値観にぴったりなキーワードを3つ見つけていきます。
まずこれで悩みました!
図にある通り、普段大事にしている価値観がたくさんありすぎました。その価値観に優劣をつけることを意識していなかったので、どれもが腑に落ちるキーワードでした。
※青○→当初選んだ価値観リスト / 赤○→最終的に厳選した価値観リスト
次はこのリストを持って、1on1ミーティングをしました。
普段の自分を知っているメンバーとお互いの価値観リストを共有しました。
『そんな感じするわー!』という一方、『こっちの方を選ばれると思いました』という声も。
言葉の意味を誤認していた部分もあり、改めて考え直すことに。
また悩みました。
そうして、最終的に選んだ3つの価値観キーワードがこちらです。
自分はもちろん、1on1ミーティングのスタッフも、腑に落ちるリストとなりました。
TAKKのパーパス『広報活動を通して感動と共感をひろげる』との重なりがどこにあるかを探しました。
ここでも悩みました。
正直、『すっごくリンクする(重なる)部分がある!』とはなりませんでした。
ただ、TAKKの理念とはとても重なり合うのでした。
特にVALUEに大いに共感している個人パーパスであると認識することができました。
私も考えながらごちゃごちゃになってしまったので、一旦整理をしました。
パーパス | 「社会におけるその企業の存在意義」 |
理念 | 「企業として大切にするべき考え方、価値観」 |
ミッション | 「パーパスを実現させるための行うこと」 |
ビジョン | 「目指す姿」 |
バリュー | 「重視すべき価値観や行動指針」 |
私のパーパスはTAKKのバリューに共鳴していました。
これらを通じて、自分自身が会社のどこに魅力を感じ、またどこに共鳴しているのか確認することができました。
一部では個人パーパスと法人パーパスの重なりが大事だという声もありますが、私は今回の経験でそうに限ったことではないと感じました。
会社が掲げる様々な価値観と自分の価値観のどこからがマッチしていればエンゲージメントはきっと高いはずです。
2021年はパーパス元年ともいわれるほど新しい価値観。今後も様々な角度の価値観を謳う言葉が出てくるでしょう。企業が掲げる価値観は1つではなくなってきました。
そのすべてにマッチする必要はないと思います。いずれかに個人パーパスや個人理念がマッチすることが働くうえで大切なことだと感じました。
著者情報
高鶴 翔/ 1986年生まれ
PRプロフェッショナル協会認定プロデューサー
ユーザー思考で考えることこそ、 企業成長を牽引する。 メーカーでの経験を武器にユーザー思考から考えるロジカルシンキングを軸とした戦略広報の支援を行う。事業の開発から戦略策定、戦術実行まで、一気通貫して指揮を執れる全能型プロジェクトマネージャー。
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