院内広報から始まる、病院ブランディングの再構築

2025.5.27

戦略広報実績

周年広報実績

中川会55周年を機に進めた理念設計と情報発信体制の改革

広島県呉市を拠点とする医療法人社団中川会様は、回復期リハビリを中心に医療・介護・福祉を展開する地域密着型の医療法人です。
法人創立55周年という節目を機に、私たちは病院ブランディングおよび理念設計、情報発信体制の内製化支援を行いました。

広報チームの体制

1. 背景と課題:病院の個性が伝わりにくい

「中川会の特徴が対外的にうまく伝わっていない」――。
これがプロジェクト開始時の最初の課題でした。

  • 「呉中通病院」という地域密着の名称は地元では認知されている一方、県外や学生層にはイメージが湧きにくい
  • 採用や地域連携において、専門性や強みが十分にアピールできていない
  • 法人としての「ビジョン」や「パーパス(存在意義)」が明文化されておらず、スタッフの共通認識も不十分

2. 周年ビジュアル戦略

55周年という機会を活かし、VI(ビジュアル・アイデンティティ)の刷新を提案しました。

年間を通じて周年広報を展開し、以下のツールを企画・制作しました。

周年ロゴ・法人コンセプト

病院のホームページリニューアル

https://nakagawakai.jp/kurenakadori-hospital/
周年事業は、「内部の一体感の醸成」と「外部からのブランド理解促進」の両輪で構成されました。

3. 理念設計 キーワードの選定

法人全体の存在意義と将来像をキーワードを使って概念で可視化し、部署ごとに役割や価値を言語化するプロセスを導入し、全スタッフが理念に紐づいた役割を理解できる状態を整備しています。

4. SNSの導入と内製化

これまで一切取り組んでこなかったSNSにも挑戦。
院内スタッフ向けに撮影・編集技術のレクチャーやSNS研修を実施し、以下の成果を得られました:

  • 広報チームがCanva・edits・ChatGPTなどを活用してリール動画の企画から投稿まで自走
  • 各診療科・部門(リハビリ・画像診断・看護部など)から広報に「発信したい」という自発的な声が届くように
  • インスタグラムを中心に、医療行為やイベント・スタッフ紹介などのコンテンツを定期発信

SNSを通じて、「病院の雰囲気を知ってもらう」「地域に愛される病院になる」ことが形になり始めています。

インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/kurenakadori_hospital/

5. 結果と展望:理念と発信が、組織を変えていく

この一連の取り組みは、中川会のブランディングにとって以下のような変化を生み出しました。

  • 理念と言葉が組織に根づき、スタッフの誇りとエンゲージメントが向上
  • SNSを通じた情報発信が、院外・地域との接点を増やし、求職者への認知や信頼感につながっている
  • 部署間の連携・情報共有が進み、“縦割り”から“協働”への一体感が醸成されつつある

まとめ:周年は、変革のチャンス

周年行事は、単なるイベントではなく「普段、手をつけられなかった改革」を正当化できる絶好の機会です。
医療機関や介護事業者が「何のために存在するのか」「これからどう選ばれるか」を問い直す起点になります。

私たちは、理念設計・病院ブランディング・SNS導入・周年広報など、あらゆるフェーズで実践的に伴走いたします。

組織が“動き出す”広報戦略を、共に設計しませんか。

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