TAKK CULTURE
私のキャリアビジョン こんにちは、TAKK株式会社の代表をさせて頂いている湯浅です。弊社スタッフのキャリアビジョンをそれぞれ執筆して頂きましたので、是非ご覧ください。 私のキャリアビジョンはこちらの記事に掲載しております。お時間ある際にご覧ください。 https://thekeyperson.biz/interview/takuyuasa/ thekeyperson.biz 弊社スタッフのキャリアビジョン https://takk.tech/news/careervision1 https://takk.tech/news/careervision2 https://takk.tech/news/careervision3
2023.4.27
コラム
前回の記事では、広報とマーケティングの役割や活動内容、2つの業務を連携させる重要性についてご紹介しました。 https://takk.tech/news/prmarketing この記事の中では、広報とマーケティングの連携についても触れていましたが、今回は広報とマーケティングをうまく連携させるための方法やポイントについて詳しくご紹介していきます。 共通の目標を設定する 広報とマーケティングが連携するためには、両者が協力して計画を立て、共通の目標を達成するために実行することが重要です。 具体的に設定する目標として、下記に例を上げています。 売上増加や市場シェア拡大のための広報戦略を立てる 新製品やサービスの導入に関するPR戦略を立てる ブランドイメージの向上に向けた活動を広報・マーケティングの側面から考え、展開する ユーザーや消費者の満足度向上のための目標を立てる CSR(企業の社会的責任)を果たすための取り組みを広く発信する これらの目標は、広報とマーケティングが連携してこそ達成できるものです。両者が協力して戦略を立案し、その戦略に沿った計画を策定・実行することが重要です。 コミュニケーションの工夫 共通の目標を設定し、達成するためには各チームで計画通り実行していくことはもちろんですが、両者間の円滑なコミュニケーションも大切になります。 定期的なミーティングの設定広報とマーケティングの担当者が定期的にミーティングを行うことで、両者の情報を共有し、プロジェクトの進行状況の確認などを行うことができます。また、新たなアイデアの発掘や、両者が抱えている課題を解決するための改善方法なども発見できます。 共通のコミュニケーションツールの利用 広報とマーケティングが共通のコミュニケーションツールを利用することで、相互の情報共有やコミュニケーションを円滑に行うことができます。 例えば、ChatWorkやSlack、Googleワークスペースなどのチャットツールを活用することで、複数人との情報共有がスムーズになります。また、各メンバーのタスクを明確化し、チームで管理できるようなツールを活用すると、さらに良いでしょう。 プロジェクト管理ツールの活用上記にあげた、共通のコミュニケーションツールの活用と似ていますが、プロジェクト管理ツールを利用することも重要です。広報とマーケティングの複数のメンバーが共通でプロジェクトを進めるために、WBSによってタスクを細分化し、ガントチャートでグラフ化します。スプレットシートを利用し管理することもできますが、Asana(アサナ)やJooto(ジョートー)などのWBSツールを活用することもできます。 成果を共有する 共通の目標を設定し、広報とマーケティングがゴールに向かって実行した上で得られた成果は、定期的に共有することも重要です。 成果を共有する方法として、下記を例としてご紹介します。 会議やプレゼンテーションの場での共有 定期的な会議やプレゼンテーションの場で、例えば月次毎やクオーター毎に活動の成果を共有します。両者の活動の実施内容や成果をまとめた報告書などを作成すると尚良いでしょう。また、成果を共有するだけでなく、現在抱えている課題も共有することで、解決策を共同で検討し、計画をブラッシュアップすることができます。 KPIの共有共通の目標を設定した際に、KPIも設定していることが前提ですが、定めた目標に対してどのような成果が出ているのか、両者がどのような貢献をしたのかを把握することができ、次のアクションのヒントとなります。 社内報での共有広報とマーケティングの活動の成果を社内に向けて報告するために、社内報を活用することができます。社内報を通して、活動に関わっていない社内の人たちに対して、両者の活動の成果を把握・理解してもらうことができます。 以上のように、成果を共有する方法としては、具体的なKPIや報告書、社内報の活用が有効です。両者が活動の成果を共有することも大切ですが、活動に関わっていない社内の人たちからの理解を得ることで、社内でのコミュニケーションを活性化させ、社内意識の統一を図ることも可能です。 まとめ 広報とマーケティングはそれぞれの役割がありますが、両者が協力し連携することで、自社の企業価値を高めるスピードが上がるのは間違いありません。 今回は基本的な連携の方法とポイントの一部をご紹介しましたが、企業ごとに抱える課題は様々かと思います。現在抱えている課題に対する解決方法や、マッチした連携方法や戦略の立て方に関して悩まれた際は、是非TAKKにご相談ください。
2023.4.27
コラム
はじめに 広報とマーケティング。この2つは混同してしまいがちです。しかしながら、役割や活動内容が異なり、それぞれ会社において大切な役割を担っています。中にはその違いを理解できていないことで、自社が何をどのように取り組むべきか悩んでいる方も少なくないはずです。本記事では広報とマーケティングについてのそれぞれの違いを明らかにし理解を深めて頂きたいと思います。 広報とは 広報の役割や活動内容についてご紹介します。広報とはPRです。PRとはPublicRelationsの略語であり、組織とその組織を取り巻くステークホルダーとの良好な関係を創り出すための考え方及び行動のことを指します。 広報の役割 広報の主な役割は、ステークホルダーと良好な関係を築き、企業価値の向上を目指すことです。上図にあるように企業はたくさんのステークホルダーと関係性を持っています。広報活動ではそのスタークホルダーと良好な関係を築きあげることを目的にあらゆる活動を行います。 広報の活動内容 広報活動内容は、どのステークホルダーに向けた活動かで大きく異なります。社外(消費者、取引先など)に向けた関係づくりを主とする「社外広報」、従業員に向けた関係づくりを主とする「社内広報」などがあります。例えば社外広報の活動内容の場合、以下のような活動を行うことが多いです。 ・プレスリリースの作成・SNSやブログの配信・メディアアプローチ・イベントの企画・WEBサイトなど広報ツールの制作 これらの活動は無計画で行うべきではありません。目的や対象とするステークホルダーを明確にし、戦略を企て実行するからこそ意味があります。また戦略を含めた上記のような活動を組織化して行うことで広報PR活動の幅が広がり、より効果的な広報活動を行うことが可能になります。 いい広報部を組成するメリットなどは下記の記事で触れています。ぜひ、こちらもご覧ください。 マーケティングとは 次にマーケティングの役割や活動内容についてご紹介します。ビジネスの世界でよく耳にするマーケティングですが、その意味は「リサーチ」や「広告宣伝」、「データ分析」など人によって様々です。市場で取引するという意味の「マーケット(market)」から派生した言葉です。marketを意識し売上を高めるあらゆる活動のことを指します。 マーケティングの役割 マーケティングの主な役割は、顧客に価値を提供し、売上・利益を増やすことです。企業の営利活動をより効果的に図るための戦略を企て実行していきます。 マーケティングの活動内容 前述したようにマーケット(市場)を意識した活動をメインで行うことが多いです。 ・市場調査・フレームワークを用いた戦略設計・広告宣伝活動・効果検証 中でも重要視されるのが戦略設計です。市場にどのようにアプローチしていくかを様々なフレームワークを駆使して作り上げます。 現状分析フレームワーク戦略固めフレームワーク実行フレームワーク•3C分析•4C分析•4P分析•SWOT分析•TOWS分析•PEST分析•5F分析•STP分析•イノベーター理論•AISAS•SMART•5W1H•PDCA 広報とマーケティングの連携の重要性 効果的に企業に貢献するためにこの2つの活動が連携し合うことは企業にとって重要だといえます。それには私たちを取り巻く現代の環境が大きく関係しています。 SNSの進化による情報化社会 ITの発展により日々傍受する情報量が大量にあり情報取得も容易です。また情報の良し悪しに対しても敏感な時代です。SNSで多くのユーザーが自社の製品・サービスについて言及してくれれば、情報がさらに拡散していきます。そのためWebを通した広報活動の存在意義が大きくなり、マーケティングにおいて重要視されるようになったのです。 商品やサービスのコモディティ化 コモディティ化とは、独自性やブランド力、付加価値によって差別化されていた商品が、多数の類似商品の出現によって、一般的な商品になることです。コモディティ化が起こると、同じような商品が潤沢に流通するため、顧客は価格が安い方を選択するようになります。先進国である日本では、多くの市場で特徴の類似した商品やサービスが並び、機能的価値による差別化は困難です。 現在この2つの背景があることにより、本当に届けたい情報が届きづらい世の中になっています。企業の信頼や価値を以てして市場で戦っていく、というPR発想の戦略はこれからの企業活動にとって重要な考え方だと感じます。 広報とマーケティングの連携のポイント これらをどのように連携していくのか。いくつかの連携ポイントを記載します。両者を組み合わせることで、企業や団体の広告効果を最大限に引き出すことができます。 共通の目標を設定する 広報とマーケティングは、それぞれ異なる目的を持っていますが、共通の目標を設定することで、連携を強化することができます。共通の目標を達成するために、両方のチームは役割を分担し、協力して戦略を実行する必要があります。 一貫性を保つ 広報とマーケティングの戦略は、企業や団体のブランドやイメージを形成するために密接に関連しています。そのため、両方の戦略は一貫性を持つ必要があります。一貫性のあるメッセージングとデザインを維持することで、企業や団体のブランドイメージを強化することができます。 イベントを共有する 企業や団体が主催するイベントは、広報とマーケティングの両方にとって有益な機会です。広報は、イベントの宣伝や報道を担当し、マーケティングは、イベントでの製品やサービスの展示や販売を担当します。両方のチームが協力して、イベントを成功させることが重要です。 データを共有する 広報とマーケティングは、それぞれ異なるデータを集めることがありますが、データを共有することで、より効果的な戦略を実行することができます。両方のチームがデータを共有し、相互に学び合うことで、より強力な戦略を構築することができます。 相互にフィードバックを行う 広報とマーケティングの両方のチームは、実行した戦略やキャンペーンの成果を定期的に評価し、相互にフィードバックを行うことが重要です。相互に意見を交換し、改善点を見つけ、戦略を改善することで、より良い企業成長へと導きます。 最後に 自社の企業価値を高めていく、成長させていくという点で共通しているこの2つの職種が協力し合えれば、より良い形で戦略を立てていくことができるでしょう。きっと成果も最大化できるはずです。今回ご紹介した連携が必要な理由や、連携のコツを参考にして広報とマーケティングが連携できる環境を築いていただければと思います。また、自分の力だけでは連携が難しいと思った場合にはわたしたちに相談してください。
2023.4.13